平成を振り返る(異常気象・京都議定書)

異常気象・京都議定書
平成30年7月、気象に関わる「まさか!」がここ岡山において立て続けにありました。

一つ目の「まさか!」は、西日本豪雨。

7月初めの西日本豪雨による被害が起こるまでは、岡山県民の大部分は災害には縁の薄いところだと思っていました。連日降り続く雨でさえも、岡山県下各所で広範囲の床上浸水が起きて、道路が不通になり物資が届かないという状況が起こるとは想像をしていませんでした。一級河川高梁川支流では複数個所決壊し、遣唐使・吉備真備の出身地である倉敷市真備町の三分の一が水没しました。同じく一級河川旭川の支流砂川でも決壊が起こりましたが、江戸時代に作られた百間川という人工河川が機能して岡山市内が水没するという最悪の事態は免れました。

その後の連日の体温を越える猛暑で必死の後片付けを行っている最中に、二つ目の「まさか!」が起こりました。なんと台風12号が東から逆送してきたのです。こんなこと初めてです。大型台風でしたが、幸い岡山には大きな被害はありませんでした。

一ヶ月間に二件もの「まさか!」に遭遇し、かつて経験したことのない連日35度越えの猛暑日を過ごして、地球温暖化のことを考えずにはおれなくなりました。平成9年に京都議定書が議論されている頃には、将来今年夏ほどの猛暑になろうとは考えていなかったです。


 京都議定書とは、1997年(平成9年)12月に世界各国の代表者が日本の京都に集まって約束した、「温暖化に対する国際的な取り組みのための国際条約」
 地球温暖化を起こしている二酸化炭などの温室効果ガスの排出を、目標値を設けて減らしていくというものです。 このときは、日本は技術立国なので、環境に配慮した対策を採って、「チーム・マイナス6%」というスローガンを掲げ、温室効果ガス削減に向けて数値目標もクリアできるだろうと高評価を得ています。
そして、二酸化炭素を排出しない原子力発電への割合を増やすことになり、2011年(平成23年)かつて世界が経験をしたことのない、4基の原発施設の事故が起きてしまいました。それからしばらく、千葉県沖から北の太平洋沿岸の魚介類は食卓に上がることがありませんでした。


「京都議定書」とは  京都府

京都議定書  WWFジャパン
 
西日本豪雨  小田川とその支流の堤防が決壊し浸水した倉敷市真備町 (2018.7.7) 
 
水が引いた真備町 
 
水が引いた真備町  
 
西日本豪雨の前日7月6日午後11時35分頃、大雨で付近の川が増水し工場が冠水。
水が流れ込み化学反応で水蒸気爆発を起こしたのではないか?とも報道されています。 
 
  逆走台風、迷走台風と呼ばれた台風12号(平成30年7月)
 
 
平成22年(2010年)の夏の北海道    旭山動物園の白熊が暑さでダウン   
 
 平成22年(2010年)8月24日、豪雨の為に天人峡の滝へたどり着く唯一の橋が崩落。一時、旅館に居た人々が孤立。
 
 平成22年(2010年)利尻島で撮影した利尻富士。観光ガイドの方の話では、山の中を通って流れ出てきた養分を含んだ山の水が利尻昆布育てているという話が印象的でした。右下に写っている建物は、干した昆布を製品化する工場で、販売所も兼ねていました。