平成を振り返る(Fast から Ethical へ )

ファストファッション (Fast fashion)
平成時代に広く浸透したファッションにファストファッションが挙げられる
ファストファッションとは、流行が取り入れられた服を大量に生産し、短いサイクル且つ低い価格で、それらを販売するブランドのこと。安さと早さを売りにする「ファストフード」を模してつくられた言葉


 
 海外メーカーのものから、日本発祥のブランドまで低価格でお洒落を実現できる必須アイテム
 
多様化された販売方法で大量仕入、大量販売  
 
 ファストファッションブランドの隆盛で衣服の価格がどんどん下落し、生産コストはむしろ上がっている。
低価格の陰に、生活を成り立たせることも困難な低賃金で長時間働いている労働者がいることはあまり知られていない。
大量の農薬を使用する綿花生産者たちの健康被害、衣類の大量消費の末の大量廃棄による環境への悪影響も懸念される。
 
 2013年4月24日にバングラデッシュの首都ダッカ近郊で起きた、ラナプラザ縫製工場事故
1100人もの人が亡くなった
経営陣が利益ばかりを追求して安全水準を無視した増築を繰り返し、その結果ビルがミシンの振動などに耐えられなくなり崩壊したと言われています。

映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』

 Fast から Ethical へ
「ファストファッション」の興隆とその見直しによって、生産者・生産地に配慮をしたファッション「エシカルファッション」が若い世代の中から提唱されるようになってきている。


日本の古代の布(綿や絹が布として使われる以前の布)を紹介します。
布になるための糸の作成に、材料の採取後半年から一年の時間を要します。そして機械織ではなく、織人によって布に変化します。製品になるまでに、多くの時間と人手を要します。
全く同じものを作ることは難しく、鮮やかな染色をすることも難しい布ですが、長い歴史を経て今の時代に残ってきています。
古代織産地連絡会公式サイト
 
 芭蕉布(ばしょうふ)
 
 葛布(くずふ)
 
 しな布